[Vintage] Royal Copenhagen ヴィンテージ 大深皿
¥105,000
Vintage Royal Copenhagen Crackle Glaze “Stag and Hind” Large Platter
ヴィンテージのRoyal Copenhagenによる、とても大きな深皿。
この作品は、Royal Copenhagenの黄金期を支えた伝説的デザイナー、Nils Thorsson (ニルス・トーソン)による「クラックルウェア(Krakele / 貫入釉薬)」シリーズを代表する逸品です。
Krakeleと呼ばれている通り、ヒビ模様のような貫入がお皿全体に入れられています。手描きで描かれた雄鹿と雌鹿のモチーフは美しく、なかなか出会うことができないレアで個性的なデザインです。寄り添う雄鹿と雌鹿は、ヨーロッパの古典的な美術において「平和」や「家族の絆」、「調和」の象徴として好まれてきたモチーフです。
Nils Thorssonはこれを、北欧モダンなタッチのチャコール画を思わせるようなあたたかみのある筆致で描き出しています。
この大深皿は、日常的に使うような器として捉えると、正直に言って高価かもしれません。
しかし、この一枚を前にすると、「器」というよりももはやアートのよう。
盛り付けるためというより、”眺めること”や”その場の空気感を変えること”を前提に作られているようで、額装された絵画のような存在感があります。
使うたびに消耗していく器ではなく、時間とともに価値が蓄積されていく一点。
そう考えると、器としては少し贅沢でも、絵画やアートピースとして見ることで、この作品の価値に気づいていただけるのではないでしょうか。
このサイズ、このコンディションのものは今後同じ形で出会える可能性は高くありません。
裏面には壁などに飾るためのワイヤーを通す穴が二か所空いています。
お気に入りのアート作品のひとつとして空間に迎えていただけたらと思います。
{Krakele}
クラックル(Krakele)と呼ばれる、表面に見える細かなひび割れ状の模様は、焼成後の冷却過程で素地と釉薬の収縮率の差を利用して意図的に作り出されたものです。
この技法により、単なる磁器にはない奥行きとアンティークのような枯れた美しさが生まれます。特にこの深大皿の図案では、グレー系や茶系の落ち着いたトーンと、エッジ(縁)に施された金彩(ゴールドリム)のコントラストがとても美しいです。
{Nils Thorsson (1898-1975)}
Nils Thorsson(ニルス・トーソン)は1898年スウェーデンのEslöv(エスレヴ)に生まれ、13歳のときにコペンハーゲンのAluminia(アルミニア)社の工場で見習いを開始しました。1917年にデンマーク王立美術アカデミーを卒業後、1928年にAluminia社のアートディレクターに就任。以後41年間にわたりその職を務めました。
1882年にAluminia社がRoyal Copenhagenを買収した際、両社は独立したブランドとして運営されていましたが、Nils Thorssonは双方のアートディレクターを兼任する形で若手デザイナーたちのチームをリードしました。彼は自然をモチーフとした具象的なものから、モダンな抽象的幾何学模様まで、多岐にわたる傑作を世に送り出しました。
代表作にはSolberg(1930年代)、Marselis(1950年代)、Tenera(1960年代)、Baca(1960年代)、Diana(1970年代)といった同社の主要な製品群が含まれます。特にBacaシリーズとTeneraシリーズのプロジェクトは彼が主導し、Thorsson自身のデザインによる作品やパターンの底面には、彼固有のロゴ(イニシャルを意匠化したもの)が記されています。
一方Krakeleシリーズは1930年代から続く古いラインの美術工芸品に近いアイテムであるため、デザイナーのロゴは用いられておらず、この装飾番号364の図案自体が資料やカタログなどにおいてNils Thorssonの作品として紐付けられています。
この深大皿は、この説明にある「自然をモチーフとしたもの」と「1930年代(Solbergなど)から続くKrakele技法」が融合し、静寂と気品が感じられ、彼のキャリア初期から中盤にかけてのスタイルを象徴する作品となっており、市場ではより芸術品に近い扱いを受けています。
彼の「BACA(バッカ)」シリーズの花瓶と小物入れのセットはこちら↓
https://www.morceaudeparadis.com/items/56509106
{Royal Copenhagen}
有名なRoyal Copenhagen社は、1775年、デンマーク皇太后Julinae Marie(ユリアナ・マリア)の保護のもと、科学者Frantz Heinrich Müller(フランツ・ハインリッヒ・ミュラー)によってデンマーク王立磁器製作所として設立されたブランドです。Meissen(マイセン)やWedgwood(ウェッジウッド)など18世紀にヨーロッパ各地で誕生した王立・公立磁器工房と同様に、Royal Copenhagenの製品は、当時ヨーロッパ貴族の間で大流行していた精巧な中国製輸入品に対抗するためのものでした。Müllerが硬質磁器に不可欠なカオリンをデンマーク国内で発見すると、皇太后は自国の経済と国際的地位向上のため、彼にデンマークでの磁器生産を50年間独占させることを決定しました。現在まで続くRoyal Copenhagenの代表的なデザインとなった「ブルーフルーテッド」は、中国磁器のモチーフやマイセンの様式を範にとりながらも、独自の芸術性へと昇華させたものです。1882年にAluminia社へ譲渡されて以降、20世紀を通じていくつかの再編を経て、現在はFiskars(フィスカース)グループの傘下で、Wedgwoodらと共に北欧・欧州を代表するブランドとしての地位を保っています。
⚠️1点もののヴィンテージのため食品衛生法の検査を受けておりません。観賞用としてお使いください。
*サイン:ROYAL COPENHAGEN DENMARK 364 2577
*デザイナー:Nils Thorsson(ニルス・トーソン)
*生産地:デンマーク
*シリーズ:クラックルウェア(Krakele)
*サイズ:約33.6cm×約25.6cm×約6.4cm
*重さ:約1691g
*推定年代:1967年
*カラー:オレンジ, 焦げ茶, 艶消しゴールド, グレー系
*素材:陶器
*コンディション:★★★★★
※目立った傷や汚れも無く、未使用に近い最高のコンディションです。
※当店のヴィンテージアイテムは、ご購入後すぐに気持ちよくお使いいただけるよう、特別明記されていない限り全てクリーニングをした状態でお届けいたします。
※撮影用の小物は含まれておりません。
商品問合せ番号:VIN-DEC-WAR-WDE290001
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⚠️必ずお読みください⚠️
{ヴィンテージ やアンティークの商品に関して}
ヴィンテージやアンティークの商品は過去に実際に使用されていたお品になりますので、どうしてもそれなりの使用感や小さな傷や擦れやよごれなどがある場合がございます。それがヴィンテージやアンティークの歴史を感じさせるものであり、良さでもあります。ヴィンテージやアンティークのどのような状態を良いコンディションというかは、個人の主観によるものになってしまいます。当方で気になる目立つ傷やよごれなどに関しましては、商品説明欄に明記させていただきますが、明記されていない場合でも小さな擦れや汚れなどがある場合がございますが、それも含めヴィンテージやアンティークの味とお考えいただけますと幸いです。
できるだけ現物に近い色味の写真を使用しておりますが、お使いの端末により写真の色の見え方が違ってしまう場合がございますが、そのような場合も返品の対象にはなりませんので、予めご了承ください。イメージの違いなどによるお客様のご都合による返品はお受けできませんので、ご購入になる前に気になる点はお気軽にお問い合わせください。
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